株式投資でビジネス基礎を学ぼう!
なるべくわかりやすく、factと意見を分けることを大事にして解説して見たつもりです!
一方で私もプロではないので、異論反論あればぜひ!!私も常に学びます!!
1. 株式投資とは?
1-1. 株式投資の起源
株式投資の歴史は、17世紀のヨーロッパまでさかのぼります。当時、ヨーロッパ諸国(特にオランダとイギリス)は、アジアやアフリカとの貿易を盛んに行っていました。しかし、遠くまで船を送って貿易をするには、大量の資金が必要であり、航海の途中で船が難破したり、海賊に襲われるなどのリスクも高かったのです。
- 例: 貿易船の航海 たとえば、ヨーロッパからアジアまでの航海は、何ヶ月もかかる危険なものでした。船や乗組員の準備、商品(香辛料、絹、宝石など)の調達に莫大な資金が必要だったため、一人の商人だけではこれを賄うのは困難でした。
1-2. 株式制度の誕生
このようなリスクと資金不足を解決するために、商人たちは「資金を分散してリスクを共有する仕組み」を考えました。それが、株式会社の起源です。商人たちは、航海にかかる費用を複数の投資家から集めることで、1人あたりのリスクを減らし、航海が成功した際には利益を分配するという形を取ったのです。
- 最初の株式会社: 東インド会社 株式投資の歴史において重要な出来事の一つは、1602年にオランダで設立された「オランダ東インド会社(Vereenigde Oostindische Compagnie, VOC)」です。これは、世界初の株式会社であり、最初に株式を公開して一般の投資家から資金を集めました。
- オランダ東インド会社の仕組み
- 投資家は、VOCに資金を投じることで、会社の「一部(株)」を所有することができました。もし航海が成功し、貿易がうまくいけば、投資家は利益の分配を受けられました。
- また、VOCは世界初の証券取引所を設立し、投資家同士が株式を売買することができるようにしました。これが、現在の株式市場の原型です。
- リスクの共有: 投資家たちは、1つの航海にすべての資金を投じるのではなく、多くの投資家が少しずつお金を出し合い、そのリスクを共有しました。これにより、1つの船が難破しても全額を失うわけではなく、リスクが分散されました。
1-3. 株式市場の発展
オランダでの成功を受けて、イギリスでも同様の会社が設立されました。イギリス東インド会社がその代表例です。このような株式会社の成功によって、ヨーロッパ全土に「株式を通じて資金を集める」方法が広まり、徐々に世界各地で株式市場が形成されていきました。
1-4. 株式投資の現代化
その後、19世紀から20世紀にかけて、産業革命が起こり、鉄道や工場、銀行などの新しい産業が発展しました。これらの産業も大量の資金を必要としていたため、株式発行が活発化しました。これにより、一般の人々も株式を通じて投資を行うことができるようになり、株式投資が一般的な金融活動として確立されました。
2. 株式市場の仕組み
2-1.株式の売買をする場所:証券取引所とは?
- 定義: 証券取引所は、株式を売買する場所であり、公正で透明な取引を行うためのルールが整備された市場です。投資家はここで株を売買し、企業は資金を調達します。
- 役割: 証券取引所の主な役割は、企業が資金を集める手段を提供し、投資家が株式を売買できる場所を提供することです。取引所は、株式の価格が自由に変動する場として機能し、投資家と企業の間で資金の流れを作り出します。
- 例:
- 東京証券取引所(東証): 日本の代表的な証券取引所。約3,500社が上場し、多くの日本企業が資金を調達しています。
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)やNASDAQ: アメリカの代表的な取引所で、世界中の企業が上場しています。
- 証券取引所で取引できる会社(上場企業)
- 証券取引所に上場するためには、企業は特定の基準を満たす必要があります。
- 上場基準: 企業の規模や財務状況、ガバナンス(経営の透明性)、利益や売上の安定性などが求められます。これにより、投資家が安心して投資できる企業だけが上場できます。
- 例: 東証一部上場企業や、アメリカのNASDAQに上場するIT企業など、大企業が多いですが、近年は成長途中のベンチャー企業も多く上場しています。
3. どうやったら儲かるの?
3-1. 儲かるについて
株式市場の儲け方は大きく2通りあります。
- キャピタルゲイン
- 安い時に買って、高値で売った時の差分を儲ける
- インカムゲイン
- 株式などの資産を保有することで定期的に得られる収益のことです。具体的には、株式配当金などがあります。




3-2. 高い!安い!それはどうやって判断してる?(割安・割高の判断基準)
株価が「高すぎる」か「安すぎる」かを判断するために、さまざまな指標が使われます。PER、PBR、時価総額などの指標は、投資家が株価の適正さを判断する上で非常に重要です。
- PER(株価収益率)
- 定義: PERは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が企業の1株あたりの利益に対してどれくらい高いか(または低いか)を示す指標です。これにより、株が割高か割安かを判断します。
- 計算式:
- 解釈: PERが低いほど株価が割安と見なされ、PERが高いほど割高とされます。ただし、成長企業は将来の利益増加を見越してPERが高くなることもあります。PERは業界や企業の成長見通しによっても異なります。
- PBR(株価純資産倍率)
- 定義: PBRは「Price to Book Ratio」の略で、株価が企業の純資産に対してどれくらい高いか(または低いか)を示す指標です。PBRが1倍を下回る場合、その企業の市場評価が純資産を下回っていると見なされ、割安とされます。
- 計算式:
- 解釈: PBRが低いほど株価が割安とされ、特に1倍を下回る場合はその企業が市場から過小評価されていると考えられます。ただし、業績が悪い企業や成長が見込めない企業の場合は、PBRが低くても必ずしも投資に適しているとは限りません。
- 時価総額
- 定義: 時価総額は企業の規模や市場での評価を示す指標です。株価に発行済株式数を掛け合わせて計算されます。
- 計算式:
- 解釈: 時価総額が大きい企業は成熟企業で安定していることが多く、時価総額が小さい企業は成長の余地があると見なされます。企業の大きさや成長ポテンシャルを判断するために、時価総額はよく使われます。
- 最初の状態
- 漁船の月間利益:1000円(EPSに相当)
- 権利価格(株価に相当):1万円
- PERの計算
- 意味: PERが10倍なので、あなたは「この漁船が生み出す1年あたりの利益の10倍の価格」でこの権利を購入することになります。これをPER10倍といい、利益に対して10年分の価値が見込まれているということを示します。
- 利益が増えた後の状態
- 漁船の毎月の利益が2000円に増加し、権利の市場価格も2万円に上昇しました。
- PERの再計算
- 意味: 利益が倍に増えたため、権利の価値も2倍になりましたが、PERは10倍のままです。市場が利益に対して10年分の価値を見込んでいることは変わっていないことがわかります。
- 漁船の権利購入前の状況
- 漁船の純資産(資産価値(船や漁具)):5万円
- 漁船の権利価格(株価):2万5000円
- PBRの計算
- 意味: このPBRが0.5倍というのは、漁船の資産価値に対して、権利が「半分の価値」で取引されていることを意味します。これは市場から「この漁船は割安に見なされている」可能性があるということです。PBRが1倍以下の場合、資産価値に対して割安な株とされることが多いです。
- 漁船の価値が増えた後の状況
- その後、漁船がさらに改良されて資産価値が上がり、純資産が10万円になりました。この影響で、漁船の権利も市場で5万円で取引されるようになりました。
- PBRの再計算
- 意味: 純資産が増えたことで、漁船の権利の市場価値も上がり、依然としてPBRは0.5倍に維持されています。この例では、漁船の純資産価値に応じて権利の価格も比例して増加していることがわかります。
PER(株価収益率)を漁船の権利で例える
A会社が漁船を持っています。この漁船は毎月の利益として1000円を生み出しています。A会社は、「この漁船の権利の一部を1万円で買わない?」とあなたに提案しました。ここで「1万円」というのが株価に、毎月の1000円の利益が企業の利益に相当します。
ただし、ここでいう「利益」を毎月あなたが直接受け取れるわけではありません。この権利を持つことで、A会社(漁船)の価値が増えたり、将来的に利益が増えたときに権利の価格(株価)も上がる可能性がある、
または配当を通して純利益の分配金があることを期待しての投資です。
PERの計算とその意味
PBRの計算と意味
日本の証券取引所は、PBR1倍割れはダメよ。といった。1倍割れは、今その瞬間その会社を解散させれば株主に利益を提供できる資産があることを指すから。無能経営者ってこと。
配当金
- インカムゲイン
- 1株あたりいくら返してくれるか
- 今外貨定期預金(ドル)にお金を預けると、4%くらい戻ってくる。
- SBI
- 6ヶ月4.3%
- あと出てくる長期金利によって、株式投資ではなく、定期預金(銀行)に資金が流れる
3-3. 株価の変動要因
株価は多くの要因によって変動します。株価の変動を理解することは、投資判断にとって非常に重要です。
- 企業業績: 株価の最も基本的な要因は、企業の業績です。企業の売上や利益が上がれば株価は上昇し、逆に業績が悪ければ株価は下落します。投資家は、四半期ごとの決算報告や業績予想に注目しています。
- 経済ニュース(外的要因): マクロ経済の動向も株価に大きく影響します。たとえば、GDPの成長率や失業率、金利の上下などが、株価の変動に直結します。政府の経済政策や国際的な経済ニュースも重要です。
- 日銀、FRBの長期金利誘導
- 例:日銀、長期金利=10年物国債を引き上げる→銀行から借りている場合は利息が上がる。純利益が減ったり、新規事業できなくなって経済が冷える。(8月)


- 投資家心理: 市場全体の感情も株価に影響します。楽観的な市場では株価は上がりやすく、悲観的な市場では下がりやすいです。特に、重大なニュースが発表された際に市場の反応が大きく変わることがあります。
捕捉1. 株価指数(日経平均、S&P500など)
株価指数は、複数の企業の株価をまとめて計算し、株式市場全体の動向を示す指標です。これにより、個別の企業ではなく、市場全体の健康状態を把握できます。
- 日経平均株価: 日本の東京証券取引所に上場している225の代表的な企業の株価を平均して算出される指標です。日本経済全体の動向を反映する重要な指標として活用されています。
- S&P500: アメリカの代表的な株価指数で、米国の主要な500社の株価を基にして計算されます。アメリカ市場の全体的な動向を示す代表的な指標です。
捕捉2. PERの適正値
PERは、株価が1株あたりの利益(EPS)の何倍かを示す指標で、株価が割高か割安かを判断する基準の一つです。
- 一般的な目安:
- 日本市場では、PER15倍~20倍が平均とされています。
- 成長企業(特にITやテクノロジー系)は将来の成長が見込まれるため、30倍以上の高いPERが適正とされることもあります。
- 安定企業や成熟企業では、PERが低く10倍前後であっても適正とされる場合が多いです。
- 判断のポイント:
- 業界平均と比較することで、その企業のPERが割安か割高かの判断がしやすくなります。
- 成長率と照らし合わせるのも有効です。例えば、成長率が高い企業はPERが高くても、将来の利益成長を考慮して妥当と見なされることがあります。
2. PBRの適正値
PBRは、株価が1株あたりの純資産(BPS)の何倍かを示し、企業の純資産に対してどれだけ評価されているかを測る指標です。
- 一般的な目安:
- PBR1倍が基準となり、企業の資産価値と同等の評価がされていることを意味します。
- 1倍以下であれば、資産価値よりも低い価格で取引されているため、「割安」と見なされることが多いです。
- 1倍以上の場合は、「将来の成長」や「ブランド価値」「収益性」が市場から期待され、資産価値以上に評価されていることを意味します。
では実際の情報に触れていきましょう。
企業分析について
- スライド(決算)を見る
- 数値を見る
- 過去からの推移
- 言ったことをやれているか
- 売り上げが伸びている=成長性
- 売り上げを形成する指標は伸びているか
- ビジネスモデルは強固か
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参考起業
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‣
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ビジョナル
- 企業が伸びているかどうか
- 売上
- 売上を構成する要素が順調か
- 利益を作れているか
- 営業利益額の推移や計画
- 投資できているか
- 従業員数など
old
- 企業と投資家の関係
- 株式市場の役割
- 株を買う理由(リスクとリターン)
- 株式投資の起源(オランダ東インド会社、リスク分散の仕組み)
- 株式制度の誕生と貿易航海のリスク共有
- 株式市場の発展と証券取引所の登場
- 株式投資とは
- 上がりやすい環境要因とは?
- 合併(M&A)
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